2022年 Accept論文
A multicenter case-control study of self-expanding metallic stent versus trans-anal colorectal tube for stage II/III non-right-sided obstructive colon cancer
受理日: |
2022年12月29日 |
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Authors: |
Yusuke Okuda, Takaya Shimura, Konomu Uno, Tomonori Yamada, Takayuki Nukui, Takashi Mizushima, Yuya Takenaka, Keisuke Itoh, Yuki Inagaki, Takanori Ozeki, Kazuhiro Nagao, Masahide Ebi, Erika Uchida, Satoshi Nomura, Yu Nojiri, Shozo Togawa, Naomi Sugimura, Shigeki Fukusada, Hiroyasu Iwasaki, Takahito Katano, Hiromi Kataoka |
雑誌名 |
Journal of Gastroenterology |
コメント |
急性閉塞性大腸癌に対してSEMSまたは経肛門的イレウス管(TCT)による減圧後に待機的手術を行う方法が日常臨床で頻用されますが、特にTCTについては質の高いエビデンスが乏しいのが現状です。 これまで我々のグループは閉塞性大腸癌に関するエビデンスを構築してきました。今回我々は関連施設(日赤名古屋第二病院、岐阜県立多治見病院、東部医療センター、豊川市民病院、愛知医科大学、西部医療センター、名古屋記念病院)の先生方のご協力により多施設共同研究を行い、SEMSとTCTの短期・長期成績を直接比較する試験を行いました。その結果、両治療群ともに同等の技術的・臨床的成功および長期成績(OS、RFS)を達成しましたが、いくつかの短期成績(一期的切除吻合、腹腔鏡手術など)ではSEMSが優れていることが示されました。 本論文作成にあたりご協力いただきました関連施設の先生方、研究立案から論文作成までご指導いただきました志村先生はじめ共著者の先生方に厚く御礼を申し上げます。(奥田)
研究を遂行してくれました奥田先生の留学渡米直後にJGからアクセプトされました:おめでとうございました。本研究にご協力いただきました関連施設の先生方の多大な御協力のおかげで閉塞性大腸癌に対する新たなエビデンスを発信することができました。この場を借り、深く感謝申し上げます。(志村) |
Protective Effect of Irsogladine against Aspirin-Induced Mucosal Injury in Human Induced Pluripotent Stem Cell-Derived Small Intestine
受理日: |
2022年12月28日 |
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Authors: |
T. Kanno, T. Katano*, I. Ogawa, T. Iwao, T. Matsunaga, H. Kataoka |
雑誌名 |
Medicina |
コメント |
アスピリン内服は世界でも増加傾向であり、それに伴う消化管粘膜傷害も増加しております。特に、アスピリン小腸粘膜傷害における有効な薬物治療は未だ確立されていません。アスピリン粘膜傷害実験モデルとしてのマウスモデルが近年報告されましたが、課題が多く新しい実験モデルが必要とされています。今回、名古屋市立大学薬学部との共同研究によるヒトiPS細胞由来小腸モデルを使用しアスピリン誘発傷害モデルを樹立しました。また本モデルにおけるイルソグラジンの保護効果につき報告致しました。 ご指導頂きました片野先生はじめ共著の先生方に心よりお礼申し上げます。 |
Outcome of nucleos(t)ide analogue cessation in patients with treatment for prevention of or against hepatitis B virus reactivation
受理日: |
2022年11月30日 |
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Authors: |
Takanori Suzuki, Kentaro Matsuura, Kenji Urakabe, Fumihiro Okumura, Hayato Kawamura, Satoshi Sobue, Sho Matoya, Tomokatsu Miyaki, Yoshihide Kimura, Daisuke Kato, Atsunori Kusakabe, Yoshito Tanaka, Atsushi Ozasa, Yoshihito Nagura, Kei Fujiwara, Shunsuke Nojiri, Shinya Hagiwara, Shigeru Kusumoto, Takako Inoue, Yasuhito Tanaka, Hiromi Kataoka |
雑誌名 |
Hepatology Research |
コメント |
本研究は免疫抑制・化学療法下にB型肝炎再活性化あるいは予防のために投与された核酸アナログの安全な中止基準を後ろ向きに検討したものになります。本検討は名市大関連多施設共同肝疾患研究グループ(Sakurayama liver study group (SLSG))による第1報であり、御協力いただきました関連病院の先生方に深謝申し上げます。今回の研究結果を前向きに検証するための検討を予定しておりますので、引き続き御協力いただければ誠に幸いあります(鈴木)。 本論文は、今後、日本肝臓学会のB型肝炎治療ガイドラインに引用されるであろう内容となっていると考えます。関連病院のSLSGメンバーの先生、および共著者の先生方に厚く御礼申し上げます(松浦)。 |
Rare complication of intra-abdominal haemorrhage following an endoscopic retrograde cholangiopancreatography-related procedure
受理日: |
2022年10月25日 |
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Authors: |
Kuno K, Hori Y, Matsuura K, Hayashi K, Naitoh I, Yoshida M, Kataoka H |
雑誌名 |
Endoscopy |
コメント |
ERCP関連手技における合併症のひとつに出血がありますが、その多くは術中に容易に診断される管腔内出血です。今回ERCP時のスコープ操作により胃周囲動脈が損傷し、TAEにより治療したまれな症例を経験したため報告致しました。 本論文作成に関しましてご指導頂きました堀先生をはじめ、共著先生方に厚く御礼申し上げます(久野)。 |
Use of a transpapillary stent as a guidepost for endoscopic ultrasound-guided pancreatic duct drainage in the treatment of disconnected pancreatic duct syndrome
受理日: |
2022年10月17日 |
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Authors: |
Hori Y, Kato A, Naitoh I, Hayashi K, Yoshida M, Kachi K, Kataoka H |
雑誌名 |
Endoscopy |
コメント |
超音波内視鏡治療の発展は目覚ましく、当院では近年、膵管へのアプローチ(EUS-PD)も行っております。ただ、まだ発展途上の手技であり、成功させるためには様々なコツ(tips)が存在します。今回、膵管破綻症候群(DPDS; disconnected pancreatic duct syndrome)に対してEUS-PDを行う際に、経乳頭ステントをメルクマールにすると処置が行いやすいというtipsを報告させていただきました。今後この手技が普及する際の一助になりましたら幸いです。処置にご一緒いただきました先生方、論文作成をご指導いただきました内藤先生はじめ、すべての先生方に厚く御礼申し上げます。(堀) |
Efficacy of transcatheter arterial embolization for first-line treatment of colonic diverticular bleeding with extravasation on contrast-enhanced computed tomography
受理日: |
2022年9月29日 |
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Authors: |
Yuki Kojima, Takahito Katano, Takaya Shimura, Masashi Shimohira, Tomoya Sugiyama, Takahito Harada, Yuki Yamamoto, Yoshikazu Hirata, Hiromi Kataoka |
雑誌名 |
Medicine (Baltimore) |
コメント |
造影CTで血管外漏出像を伴う大腸憩室出血に対して当院ではTAEを第1選択治療としておりますが、他治療法と比較検討した報告はありません。今回、他施設の内視鏡的止血術の成績と後方視的に比較検討しTAEの有用性と安全性について報告致しました。論文作成にあたり懇切丁寧にご指導いただきました片野先生をはじめデータ解析にご協力いただきました共著者の皆様に心より御礼申し上げます。(小島) 大学院生・小島先生が結腸憩室出血の実臨床の診断フローに沿った治療戦略を提示してくれました。これまでの経験と大学での診療をふまえた臨床的課題に取り組み、迅速に論文にまとめられました。今後の益々の活躍を期待しています。日常の診療・多数の症例の解析にご協力いただきました関連施設・共著者のみなさまに厚く御礼申し上げます。(片野) |
Clinical impact of bile-derived exosomal miRNAs as novel diagnostic and prognostic biomarkers for biliary tract cancers
受理日: |
2022年9月17日 |
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Authors: |
Yoshida, Michihiro; Yukawa, Hiroshi; Hayashi, Kazuki; Naitoh, Itaru; Miyabe, Katsuyuki; Hori, Yasuki; Natsume, Makoto; Jinno, Naruomi; Kato, Akihisa; Kachi, Kenta; Asano, Go; Sahashi, Hidenori; Toyohara, Tadashi; Kuno, Kayoko; Kito, Yusuke; Kondo, Hiromu; Hirano, Atsuyuki; Okumura, Fumihiro; Anbe, Kaiki; Baba, Yoshinobu; Kataoka, Hiromi; Tanaka, Yasuhito |
雑誌名 |
Cancer Science |
コメント |
胆膵グループでは、ERCPの際に胆汁を回収し胆汁中バイオマー |
B型慢性肝炎に対してテノホビル・アラフェナミド投与中にFanconi症候群が再燃した1例
受理日: |
2022年9月23日 |
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Authors: |
鈴木孝典 松浦健太郎 水野晶紫 名倉義人 藤原圭 片岡洋望 |
雑誌名 |
肝臓 |
コメント |
現在、B型肝炎診療において用いられている核酸アナログ製剤:テノフォビル・アラフェナミド(TAF)は有害事象の軽減を目的として開発された薬ですが、今回、既往に他剤によるFanconi症候群を有する患者において、TAF投与中にFanconi症候群の再燃を来した稀な症例を経験したため報告しました。本論文作成に関してはcorresponding authorの松浦先生をはじめ共著者の方には御指導を頂き、深謝申し上げます。(鈴木) 現在、新規核酸アナログ製剤導入時の第一選択薬であるTAFは世界中で広く使用されていますが、Fanconi症候群、尿細管性アシドーシスの報告はほとんどありません(重篤な他疾患を合併した1例のみ)。Fanconi症候群や慢性腎臓病などの既往を有するTAF内服患者における注意喚起として、非常に重要なメッセージを有する論文です。本症例の経験、論文作成を通して、個々の症例を掘り下げて学ぶ重要性を再認識しました。貴重なご意見をいただきました腎臓内科の水野晶紫先生に深謝申し上げます。(松浦) |
Progressive loss of the thyroid tissue integrity visualised by serial CT scans
受理日: |
2022年9月15日 |
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Authors: |
Hiroyuki Koyama, Rei Hattori, Hiroyuki Sagawa, Tomohiro Tanaka |
雑誌名 |
BMJ Case Reports |
コメント |
免疫チェックポイント阻害剤の有害事象として高頻度に認める甲状腺機能異常(無痛性甲状腺炎→慢性甲状腺炎)の経過と並行して, ヨードを含有する濾胞上皮細胞の傷害過程と推測される甲状腺CT値の変化を追跡できた貴重な症例です. 田中先生, ご指導いただきありがとうございました. (小山) |
Urolithin A targets the AKT/WNK1 axis to induce autophagy and exert anti-tumor effects in cholangiocarcinoma
受理日: |
2022年9月5日 |
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Authors: |
Hidenori Sahashi, Akihisa Kato, Michihiro Yoshida, Kazuki Hayashi, Itaru Naitoh, Yasuki Hori, Makoto Natsume, Naruomi Jinno, Kenta Kachi, Go Asano, Tadashi Toyohara, Yusuke Kito, Sudhakar Ammanamanchi, Hiromi Kataoka |
雑誌名 |
Frontiers in Oncology |
コメント |
ウロリチンAはザクロなどに多く含まれるエラジタンニン, エラグ酸の代謝産物で, 抗炎症作用や抗酸化作用を有することで知られています. また, 一部の癌において抗腫瘍効果を認めることが報告されており近年注目されています. 今回, ウロリチンAが腸肝循環することに着目し, 血液と胆汁に暴露されながら発育する胆管癌において強い抗腫瘍効果を期待できる可能性があると考えました. 本研究では, 胆管癌におけるウロリチンAの有用性を細胞実験と動物実験で確認し, その主な機序としてAKT/WNK1 axisを介したオートファジーの誘導が関与していることを明らかにしました. 研究の立案から論文作成まで丁寧にご指導いただきました加藤晃久先生をはじめ, ご協力いただきました共著者の皆様に厚く御礼申し上げます. (佐橋) 天然由来のウロリチンAは筋ジストロフィーや神経変性疾患に有望な薬剤として現在注目されています.基礎研究レベルでは癌にも一定の効果を示すとされ,今回佐橋先生のテーマでは,腸肝循環する性質を利用し胆管癌に限定して,その抗腫瘍効果を検証して頂きました.佐橋先生が大学院生として多くのテーマを持つ中で,最初に形になった論文です.初めの発案時から一緒に考えを練りながら,そして精巧な実験を積み重ねた賜物です.おめでとうございます.第2,第3のテーマの完成を期待しております.(加藤) |
Use of endoscopic scraper and cell block technique as a replacement for conventional brush for diagnosing malignant biliary strictures
受理日: |
2022年8月25日 |
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Authors: |
Akihisa Kato, Hiroyuki Kato, Itaru Naitoh, Kazuki Hayashi, Michihiro Yoshida, Yasuki Hori, Kenta Kachi, Go Asano, Hidenori Sahashi, Tadashi Toyohara, Kayoko Kuno, Yusuke Kito, Satoru Takahashi, Hiromi Kataoka |
雑誌名 |
Cancers |
コメント |
日本では,悪性胆道狭窄に対する内視鏡的診断目的に鉗子生検とトレフル(Trefle; PIOLAX)を用いる施設が増えてきています.しかし海外では,診断能が低いにも関わらず手技が容易で安価という理由から未だにブラシ細胞診が主流である現状があります.従来のブラシ |
Promoting endoscopists’ health through cutting-edge motion analysis technology: accuracy and precision of ergonomic motion tracking system for endoscopy suite (EMTES)
受理日: |
2022年8月22日 |
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Authors: |
Ono H, Hori Y, Tsunemi M, Matsuzaki I, Hayashi K, Kamijima M, Ebara T |
雑誌名 |
Journal of Occupational Health |
コメント |
内視鏡治療技術の進化はめまぐるしいですが、その一方で難治性の筋骨格系障害(musclo-skeletal disorders; MSDs)の訴えが内視鏡医に多発していることが報告されています。私たちの研究グループは、内視鏡医に特徴的な動きを捉えるための、非接触型モー |
Serum angiopoietin-2 levels predict regression of M2BPGi-based liver fibrosis after hepatitis C virus eradication by direct-acting antiviral agents
受理日: |
2022年7月25日 |
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Authors: |
Takanori Suzuki, Kentaro Matsuura, Yoshihito Nagura, Shintaro Ogawa, Kei Fujiwara, Shunsuke Nojiri, Takehisa Watanabe, Hiromi Kataoka, Yasuhito Tanaka |
雑誌名 |
Hepatology Research |
コメント |
主に血管内皮細胞で産生され、血管新生を促進する糖タンパク質であるAngiopoietin-2(Ang-2)は、最近、肝線維化の促進や肝発癌に関わることが報告され注目されています。肝線維化が高度に進展したC型慢性肝炎患者の抗ウイルス療法前およびウ 治療の進歩により、ほぼ100%ウイルス排除が得られるようになったC型肝炎領域において、肝線維化進展例におけるSVR後の肝線維化の改善、肝発癌については、大変重要な検討課題となっています。本研究により、血清Ang-2値がSVR後の肝線維化の改善に関連するといった興味ある知見を得ました。今後、Ang-2の肝線維化および肝発癌分子機構における役割が明らかになることが期待されます。なお、本研究は、大阪大学の竹原徹郎教授を代表とするAMED研究班の個別分担研究の一環として行った研究です。(松浦) |
Optimal Endoscopic Drainage Strategy for Unresectable Malignant Hilar Biliary Obstruction.
受理日: |
2022年6月28日 |
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Authors: |
Itaru Naitoh, Tadahisa Inoue |
雑誌名 |
Clinical Endoscopy |
コメント |
切除不能悪性肝門部胆管狭窄に対する内視鏡的ドレナージに関する |
Aseptic abscess syndrome with ulcerative colitis and pyoderma gangrenosum.
受理日: |
2022年6月16日 |
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Authors: |
Ozeki K, Tanida S, Kataoka H. |
雑誌名 |
Clin Gastroenterol Hepatol. |
コメント |
潰瘍性大腸炎には約40%の患者に腸管外兆候といわれる種々の症状が出現することが知られております。今回は、Aseptic Abscess Syndrome(AAS)といわれる稀な病態に遭遇して治療する機会がありましたので報告させていただきました。AASの明らかな病因は不明ですが、脾臓や肝臓を中心に全身の軟部組織に無菌性膿瘍が発症する病態です。今回は臀部の筋肉内に多発膿瘍形成を認めました。膿瘍からの細菌培養では菌の検出はされず抗生剤は全く無効です。ステロイドをはじめとした免疫統御療法に速やかな反応を示します。このような病態を理解していないと無効な抗生剤治療を繰り返すことになるために臨床家が知っておくべき貴重な症例提示と考えられます。現在、炎症性腸疾患患者数が右肩上がりに上昇しており炎症性腸疾患専門医の育成が名古屋市立大学でもできるように努めてまいりたいと思っております。(尾関) |
A Case of Concomitant Pancreatic Ductal Adenocarcinoma and Type 1 Autoimmune Pancreatitis: A Potential Issue in the Diagnosis of Carcinoma by Endoscopic Ultrasound-guided Fine-needle Biopsy
受理日: |
2022年6月5日 |
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Authors: |
Kenta Kachi, Itaru Naitoh, Tesshin Ban, Kazuki Hayashi, Michihiro Yoshida, Yasuki Hori, Makoto Natsume, Akihisa Kato, Yusuke Kito, Kenta Saito, Yoichi Matsuo, Hiroyuki Kato, Aya Naiki-Ito, Satoru Takahashi, Kenji Notohara, Hiromi Kataoka |
雑誌名 |
Internal Medicine |
コメント |
膵癌(PDAC)と1型自己免疫性膵炎(AIP) |
Class III β-Tubulin Expression is of Value in Selecting Nab-Paclitaxel and Gemcitabine as First-Line Therapy in Unresectable Pancreatic Cancer
受理日: |
2022年5月13日 |
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Authors: |
Akihisa Kato, Itaru Naitoh, Aya Naiki-Ito, Kazuki Hayashi, Fumihiro Okumura, Yasuaki Fujita, Hitoshi Sano, Yuji Nishi, Katsuyuki Miyabe, Tadahisa Inoue, Atsuyuki Hirano, Hiroki Takada, Michihiro Yoshida, Yasuki Hori, Makoto Natsume, Hiroyuki Kato, Satoru Takahashi, Hiromi Kataoka |
雑誌名 |
Pancreas |
コメント |
現在,切除不能膵癌に対するfirst-line regimenの選択に明確な基準はありません.GEM+nab-PTX療法もしくはFOLFIRINOX療法を受けた方のEUS-FNA検体を用いて,classⅢβ-tubulin(TUBB3)染色が化学療法の効果予測となり得るか検討しました.今後first-lineの選択の一助となる可能性を見出すことが出来ました.FNA検体という微小かつ貴重な検体の使用にご協力頂いた関連病院の先生方をはじめとする共著の先生方に厚く御礼申し上げます.(加藤) |
Serum miR-192-5p levels predict the efficacy of pegylated interferon therapy for chronic hepatitis B
受理日: |
2022年2月14日 |
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Authors: |
Yoshihito Nagura, Kentaro Matsuura, Etsuko Iio, Koji Fujita, Takako Inoue, Akihiro Matsumoto, Eiji Tanaka, Shuhei Nishiguchi, Jong-Hon Kang, Takeshi Matsui, Masaru Enomoto, Hiroki Ikeda, Tsunamasa Watanabe, Chiaki Okuse, Masataka Tsuge, Masanori Atsukawa, Masakuni Tateyama, Hiromi Kataoka, Yasuhito Tanaka |
雑誌名 |
PLOS ONE |
コメント |
B型慢性肝炎に対するPeg- 本論文により無事学位を取得され、大変おめでとうございます。 |
Clinical usefulness of a novel high-sensitivity hepatitis B core-relatedantigen assay to determine the initiation of treatment for HBV reactivation
受理日: |
2022年3月19日 |
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Authors: |
Takanori Suzuki, Takako Inoue, Kentaro Matsuura, Shigeru Kusumoto, Shinya Hagiwara, Shintaro Ogawa, Shintaro Yagi, Atsushi Kaneko, Kei Fujiwara, Takehisa Watanabe, Katsumi Aoyagi, Yukitomo Urata, Akihiro Tamori, Hiromi Kataoka, Yasuhito Tanaka |
雑誌名 |
Journal of Gastroenterology |
コメント |
最近開発された高感度B型肝炎ウイルスコア関連抗原(HBcrAg)測定系を用いてB型肝炎再活性化診療における有用性を検討した多施設共同研究の報告です。本測定系は2022年4月から保険適応の予定であり、今後B型肝疾患において広く用いられると考えられます。本研究の論文作成に関しては松浦先生をはじめ共著者の方には丁寧かつ粘り強い御指導を頂き、深謝申し上げます。また、別のB型肝炎再活性化に関する名市大関連病院の多施設共同研究についても、現在論文作成中であり、この場をお借りし、ご協力いただいております関連病院の先生方にも感謝申し上げます。(鈴木) 非常に貴重な臨床データおよび検体を用いた大変重要な報告です。データの見せ方、論文の構成が難しい内容でしたが、良く仕上げて頂いたと思います。本高感度HBcrAg測定系は、今後HBV再活性化診療のみならず、核酸アナログ製剤投与中のHBV複製能の評価、肝発癌リスクの予想などにおいてより広く用いられ、本論文は数多く引用されると思われます(松浦) |
A 3-Fr microcatheter is suitable for a 0.018-inch guidewire during endoscopic ultrasound-guided biliary drainage
受理日: |
2022年3月18日 |
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Authors: |
Akihisa Kato, Makoto Natsume, Michihiro Yoshida, Katsuyuki Miyabe, Yasuki Hori, Itaru Naitoh, Kazuki Hayashi |
雑誌名 |
Endoscopy E-videos |
コメント |
2-3mmと拡張の乏しい胆管をターゲットとしたEUS下胆道ドレナージ(EUS-BD)の際には,22G穿刺針+0.018インチガイドワイヤーの組み合わせが有用であるとされ,デバイスの細径化が近年進んでいます.しかし非常に細い0.018インチガイドワイヤーに適した造影カテーテルが存在しないという問題も新たに生じています.そこで吉田先生がハナコメディカルと共同開発した3Frマイクロカテーテルこそが0.018インチガイドワイヤーに適したカテーテルであることを提案し,EUS-BDに有用であった症例2例と併せて動画で報告しました.(加藤) |
An endoscopic tapered sheath-assisted removal of a proximally migrated pancreatic stent.
受理日: |
2022年1月20日 |
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Authors: |
Akihisa Kato, Makoto Natsume, Michihiro Yoshida, Katsuyuki Miyabe, Yasuki Hori, Itaru Naitoh, Kazuki Hayashi |
雑誌名 |
Endoscopy E-videos |
コメント |
大内視鏡用イントロデューサー「EndoSheather」の魅力にはまり,第三弾.今回は膵管内迷入ステントの除去に難渋した症例に対して,トラブルシューティング用のデバイスとして応用し,華麗にステント除去が成功した一例を動画と共に報告しました.SpyGlass経口膵管鏡がない施設でのトラブル解決にも貢献できるものと信じています.(加藤) |
The risk analyses of lymph node metastasis and recurrence for submucosal invasive colorectal cancer: a novel criteria to skip completion surgery
受理日: |
2022年2月4日 |
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Authors: |
Takanori Ozeki, Takaya Shimura, Tomonori Ozeki, Masahide Ebi, Hiroyasu Iwasaki, Hiroyuki Kato, Shingo Inaguma, Yusuke Okuda, Takahito Katano, Hirotada Nishie, Satoru Takahashi, Hiromi Kataoka |
雑誌名 |
Cancers |
コメント |
大腸SM癌は、同時性リンパ節転移や再発が少ないながら認められるため、EMRやESDなどで内視鏡的に切除できた場合でも、現在の基準にてリンパ節転移のリスクを有する場合(high-risk)にはリンパ節郭清を伴う外科的な切除が勧められています。しかし、手術が行われたhigh-riskの大腸SM癌の短期および長期予後を検討することで、現在は手術が勧められている症例のなかにも、リンパ節転移や再発の危険性が極めて低い症例が存在し、手術を回避できる可能性が認められました。その結果から大腸SM癌に対する手術適応の新しい基準を提案し、報告いたしました。この基準は、内視鏡的治療の適応を拡大するものであり、近年求められている低侵襲治療へのニーズに合致していると考えております。本研究の企画立案および論文作成において丁寧なご指導をいただきました志村先生をはじめ、共著の先生方に心よりお礼申し上げます。(尾関貴) 尾関先生の大学での仕事の集大成であり、Top journalのMajor ReviseからのRejectにはじまり、彷徨いかけましたが、今回無事アクセプトされました。個人的には本研究の結果は大変有用なデータであると考えており、すでに当院の日常臨床での追加手術の決定の際にも本基準を利用しており、今後の汎用が期待されます。(志村) |
Characteristic endoscopic findings of gastrointestinal malignant lymphomas other than mucosa-associated lymphoid tissue lymphoma
受理日: |
2022年1月15日 |
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Authors: |
T.Kanno, T. Katano, T. Shimura, R. Nishigaki, Y. Kojima, M. Sasaki, Y. Okuda, N. Sugimura, S.Fukusada, Y. Mizuno, H. Iwasaki, H. Nishie, M. Tanaka, K. Ozeki, E. Kubota, S. Tanida, H. Kataoka |
雑誌名 |
Acta Gastro-enterologica Belgica |
コメント |
消化管悪性リンパ腫における肉眼的分類に関してはその症例数の少なさ、形態の多様性から確立した分類は未だ存在しないのが現状です。その内視鏡像を簡潔に分類する試みとして報告させていただきました。ご指導頂きました片野先生はじめ共著の先生方に心よりお礼申し上げます。(管野) 大学院生・管野先生の初のfirst authorの論文です。消化管悪性リンパ腫の内視鏡像を解析し、シンプルな肉眼分類を提案しました。今後も益々の活躍を期待しています。(片野) |
A novel urinary microRNA biomarker for early detection of the colorectal cancer
受理日: |
2022年1月14日 |
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Authors: |
Hiroyasu Iwasaki, Takaya Shimura, Mika Kitagawa, Tamaki Yamada, Ruriko Nishigaki, Shigeki Fukusada, Yusuke Okuda, Takahito Katano, Shin-ichi Horike, Hiromi Kataoka |
雑誌名 |
Cancers |
コメント |
大腸癌のスクリーニング検査として便潜血法が確立されていますが、早期の病変が指摘できなかったり、便の取り扱いが困難であったりする問題点もあります。そこで世界初の尿中miRNAを用いた新規大腸癌診断バイオマーカーを開発し、報告いたしました。それぞれ200例を越える大腸癌患者、健常者を用いた研究より樹立されたこのバイオマーカーは、Stage 0/Iの早期癌も診断可能であることから、全世界的な問題である大腸癌死亡率の低下に寄与できる可能性があります。これで当教室から食道癌、胃癌、大腸癌の尿中miRNAバイオマーカーの報告が揃いました。ご指導頂きました志村先生はじめ共著の先生方に心よりお礼申し上げます。(岩崎) 本研究ふくめ、尿中miRNAバイオマーカー開発を推進し、3つの国際特許出願に大きく貢献をしてくれました。今後の実用化にむけて、さらなる活躍を期待しています。(志村) |