教授挨拶

城 卓志 教授

城 卓志 教授

1952年 愛媛県生まれ
1978年 名古屋市立大学医学部卒業 名古屋市立大学第一内科入局
1979年 愛知県立尾張病院内科医員
1983年 名古屋市立大学第一内科 臨床研究医
1988年 米国ルイジアナ州立大学 生理学教室留学(腸管微小循環に関する研究)
1990年 名古屋市立大学第一内科助手
1997年 同 講師
1997年3月 オーストラリア シドニー  ニューサウスウェールズ大学
免疫細菌学教室に短期留学(H. pyloriに関する研究)
1999年  名古屋市立大学 助教授
2002年  同大学院医学研究科 臨床機能内科助教授
2006年  同 教授
2007年4月  名称変更の為に同大学院医学研究科 消化器・代謝内科学教授(現職)

教授からのご挨拶

 2006年に消化器・代謝内科学の教授に着任してから、10年が経過しました。我々の教室は消化器疾患と代謝内分泌疾患を中心に診療を行っている内科学教室です。現在、大学内には約40名のスタッフ、大学院生が診療、教育、研究に励んでおります。当教室の特徴は自由な雰囲気の中、皆が自分の目標に向かい、切磋琢磨しております。一度、大学を訪れて頂くと、当教室の自由で活気に満ちた雰囲気をすぐに実感していただけると思います。また、大学外でも約25の関連病院・施設に約160名の先生方が専門医として活躍しており、地域医療に大きく貢献しています。全国的にも内科系の医師が減ってきている中、当教室、関連病院・施設の医師数は徐々に増えてきおります。人が一番の財産であることを考えると非常にありがたいこと考えています。

 臨床においては、消化器は胃癌、大腸癌、膵癌、胆道癌、肝細胞癌、炎症性腸疾患、膵炎、肝炎などの診療を、消化管グループ、胆膵グループ、肝臓グループの3グループに分かれて行っております。治療方針に関しては外科、放射線科とカンファレンスを行い決定しております。また、代謝内分泌疾患は近年増加傾向にある糖尿病、各種内分泌疾患の診療を行っております。もちろん、それぞれの分野における最先端の治療法を行っており、それぞれの分野のエキスパートを育てております。

 研究も積極的に行っており、臨床研究から基礎的研究、トランスレーショナルリサーチと多岐に渡っております。臨床研究の実績により、診断基準の作成にも参加しており、現在は、自らエビデンスを構築するということを目標に、臨床試験に積極的に取り組んでおります。また、臨床においてはグループごとで活動をしていますが、基礎研究においてはグループの垣根を越えて、様々な研究を行い、成果を出しています。臨床、基礎研究の英文原著論文数も教室員の努力により、年々増加しております。また、競争的資金の獲得ということも重要視しており、私が教授に就任してから科学研究費の獲得数も増加傾向にあり、大学内でもトップクラスとなっております。

 臨床、研究においても多くの知識、経験を備えた優秀なスタッフが当教室には多数在籍しております。人が一番の財産と考えています。モチベーションを持った多くの先生方が、初期研修医、専攻医、大学院生として、我々の仲間に加わって頂くことにより、教室が活性化し、多くの新しいことを作り出していけるようになることを期待しています。

 

教授から消化器・代謝内科学分野を志す先生方へ。

新しいことを創めたい!

 人はそれぞれ違った能力を持っています。素早く仕事を処理できる能力、うまく外国語を操れる能力、どんな事でもそつなくこなせる能力などいろいろある中で、新しいことを創(はじ)めることのできる能力は大変貴重なものです。最近の世の中は大変なスピードで変化していますが、医療界も例外ではありません。 そのような中で、現実を見極め展望のある未来を切り開く人材(企画)が特に求められています。自らが確かな夢を持っていなければ、新しい世界を思い描くことはできません。また、人を動かすこともできません。何かを創めようとする思いは常に自らの心の中に育て、発展させていかねばならないものだと考えています