2016年 Accept論文

Novel characteristics of traction force in biliary self-expandable metallic stents.

受理日: 2016年12月26日
Authors: Hori Y, Hayashi K, Yoshida M, Naitoh I, Ban T, Miyabe K, Kondo H, Nishi Y, Umemura S, Fujita Y, Natsume M, Kato A, Ohara H, Joh T.
雑誌名: Dig Endosc.
コメント:

金属ステントを収納したデリバリーを内視鏡下に展開する際、そのデリバリーが引き込まれる力(Traction Force)の特性に関した実験研究を論文にさせていただきました。ご指導いただきました先生方、共同研究者の方々には心より御礼申し上げます。(堀)

金属ステント留置では術者はデリバリーが引き込まれる力を感じておりました。この曖昧であった力をTraction Forceと定義命名して数値化し比較検討できたことは実臨床のステント留置術において有用な指標になったと思います。堀先生お疲れ様でした。(林)

 

Genome-Wide Association Study Identifies ZNF354C Variants Associated with Depression from Interferon-Based Therapy for Chronic Hepatitis C.

受理日: 2016年10月10日
Authors: Matsunami K, Nishida N, Kaneko N, Ikeo K, Toyo-Oka L, Takeuchi H, Matsuura K, Tamori A, Nomura H, Yoshiji H, Imamura M, Masaki N, Hayakawa T, Ide T, Shimada N, Ikeda F, Hino K, Nishiguchi S, Okuse C, Nojiri S, Sawamoto K, Tokunaga K, Joh T, Tanaka Y.
雑誌名: PLoS One
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C型慢性肝疾患患者におけるインターフェロン惹起性うつ病に関連する宿主因子をゲノムワイド関連解析で検討した論文です。研究手法及び論文作成につきご指導いただきました田中先生をはじめ、共同研究者の先生方には心より御礼申し上げます。(松波)

ゲノムワイド関連解析により世界で初めて、インターフェロン惹起性うつ病に関連する遺伝要因を発見した重要な論文です。この遺伝子は海馬でも発現していて、機能的にも興味深いです。国際学会発表ではAPASL2016 Young Investigator Awardを受賞しました。(ウイルス学・田中靖人教授)

 

A next-generation bifunctional photosensitizer with improved water-solubility for photodynamic therapy and diagnosis.

受理日: 2016年9月23日
Authors: Nishie H, Kataoka H, Yano S, Kikuchi JI, Hayashi N, Narumi A, Nomoto A, Kubota E, Joh T.
雑誌名: Oncotarget
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当教室片岡先生の下で行われていたPDT実験の流れを引き継ぎ、新薬を使用することで治療と診断に応用できることを示すことができました。実験指導から論文作成まで御指導頂きました片岡先生はじめ新薬を合成・提供頂きました多くの先生方に心より感謝申し上げます。(西江)

この仕事で西江先生は第37回日本レーザー医学会総会賞を受賞しました.富士フィルム株式会社との共同研究のきっかけを作った重要な仕事です.西江先生,おめでとうございます。(片岡)

 

Ectopic Gastric and Intestinal Phenotypes, Neuroendocrine Cell Differentiation, and SOX2 Expression Correlated With Early Tumor Progression in Colorectal Laterally Spreading Tumors.

受理日: 2016年9月22日
Authors: Katano T, Mizoshita T, Tsukamoto H, Nishie H, Inagaki Y, Hayashi N, Nomura S, Ozeki K, Okamoto Y, Shimura T, Mori Y, Kubota E, Tanida S, Kataoka H, Kuno T, Takahashi S, Joh T.
雑誌名: Clin Colorectal Cancer
コメント:

大腸LSTの各subtypeにおける悪性化・浸潤に関連する因子について検討した論文です。これまで当教室で行われてきた「炎症・発癌における胃型・腸型粘液形質の意義」の研究を礎としたものです。ご指導いただきました各先生方には心より御礼申し上げます。(片野)

大腸LSTの発生・進展と胃型・腸型粘液形質、神経内分泌細胞分化およびSox2発現の関連性をうまく片野先生がまとめて英語論文化されたと思います。(溝下)

 

Anticancer Effects of a New Aminosugar-conjugated Platinum Complex Agent Against Cisplatin-resistant Gastric Cancer.

受理日: 2016年9月6日
Authors: Hayashi N, Kataoka H, Yano S, Kikuchi JI, Tanaka M, Nishie H, Kinoshita Y, Hatano M, Nomoto A, Ogawa A, Inoue M, Mizoshita T, Shimura T, Mori Y, Kubota E, Tanida S, Joh T.
雑誌名: Anticancer Res
コメント:

大学院の時から行っていた新規プラチナ製剤の胃癌への効果を検討した研究を論文に書かせて頂きました。ご指導いただきました先生方、共同研究者の方々には心より御礼申し上げます。(林則之)

シスプラチンはDNAの2本鎖に結合しますが,この薬剤は1本鎖のみというユニークな作用機序で,シスプラチン耐性の癌細胞にも効力を発揮しました.林先生ご苦労さまでした.(片岡)

 

Effects of branched-chain amino acid supplementation after radiofrequency ablation for hepatocellular carcinoma: A randomized trial.

受理日: 2016年7月14日
Authors: Nojiri S, Fujiwara K, Shinkai N, Iio E, Joh T.
雑誌名: Nutrition
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アミノレバンENを使った肝硬変の治療が肝硬変の予後や肝癌再発の抑制にも効果があることを証明した初めての前向き長期間の論文です。後ろ向きな検討が多い肝臓病の論文の中で非常に有意義な貴重な報告です。(野尻)

 

Factors That Affect Stent-Related Complications in Patients with Malignant Obstruction of the Esophagus or Gastric Cardia.

受理日: 2016年5月18日
Authors: Iwasaki H, Mizushima T, Suzuki Y, Fukusada S, Kachi K, Ozeki T, Anbe K, Tsukamoto H, Okumura F, Joh T, Sano H.
雑誌名: Gut Liver
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食道ステントの偶発症に関連する因子を検討いたしました。ご指導いただきました先生方には心より感謝申し上げます。(岐阜県立多治見病院 岩崎先生)

放射線治療後の食道ステント留置の危険性はどのくらい高まるのだろう?という日常臨床での疑問からはじまったことを岩崎先生が形にしてくれました。岩崎先生、おめでとうございます。ありがとうございました。(岐阜県立多治見病院 水島)